一酸化炭素とは?

大気中に存在する無味、無臭の気体である一酸化炭素は、メタンの酸化や森林火災、火山活動などにより自然に生成されることもありますが、現代社会においては主に自動車の排ガスが発生源となっています。化石燃料であるガソリンに含まれる有機物が不完全燃焼することで発生し、自動車がa0001_000062急速に普及した過去には全国各地で深刻な大気汚染を引き起こしたこともありました。
この気体は人体へも悪影響を及ぼします。たとえば相当量が体内に取り込まれると、頭痛やめまいが引き起こされるのですが、これは血液中に多量に含まれるとヘモグロビンと結合し、血液が担う酸素運搬機能が阻害されるからです。またこの気体には、温室効果ガスの一つであるメタンガスの寿命を長くする効果があることも知られており、人体への健康被害だけでなく、地球温暖化への悪影響も懸念されています。
もっともわが国では過去の大気汚染による被害の経験から、排出ガスに対する規制が進んだうえ、技術革新がもたらす環境技術の向上により、大気汚染の原因となる汚染物質の濃度は常に低いレベルに保たれています。したがって現在では自動車の排出ガスによる影響よりも、喫煙による人体への影響のほうを心配する人が増えています。

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